アカデミー賞で、同じ題材と同じ監督での受賞は珍しいこと
フランシス・フォード・コッポラのゴッドファーザーPART IIが2回目の受賞作品になりました。
オムニバス風に展開されるもう一つのストーリーは初代ドン、ビトー・コルレオーネのアメリカ移民から始まります。
2代目を引き継いだマイケルが組織を暴力組織から違うものへ、普通の会社組織へと転換を図りますが、むしろ逆に暴力の世界へどんどん入っていく姿を描きます。
ファミリーを維持して発展させるためニューヨークからラスベガスへ本拠を移し、カジノ事業に乗り出していた。
そこにハイマンロスというビトー時代からの関係があったボスからキューバ・ハバナでの事業に提携を働きかけられる。
キューバ革命がその時起こり、マイケルはハイマンが仕掛けたわなに辛くもはまらなかった。しかしそのハイマンと内通していたのが、兄のフレドーであり、腹心と思っていたニューヨークを任せていたペンタンジェりだった。
ハイマンとその手下ロサト兄弟を暗殺してファミリーを守り、ペンタンジェリを自殺に追い込み、実の兄さえ殺してしまってファミリーを守る。
これが表のストーリーだが、その時々に挿入される初代ドンのビトーがだんだんのし上がる映像がこの映画を太く厚いものにしていた。
リトル・イタリアで成長した青年ビトーは、若き日のクレメンツァ、テッシオ、ジェンコらと知り合う。パン屋、八百屋、服屋など様々な職業をやりながら、イタリア移民の人々の信望を集めていき、次第に頭角をあらわすビトーはこのまちを牛耳る悪玉ファヌッチとの対決がマフィア組織を作る最初の暴力になる。
そして嫌われ者のファヌッチを街のお祭の騒音の中、射殺。
ビトーを ロバート・デ・ニーロ が演じており、若いマイケル(アル・パチーノ)との映像上での競演が際立って面白かった。
この年のアカデミーのほとんど部門を独占した。
□ 主演男優賞 アル・パチーノ
■ 助演男優賞 ロバート・デ・ニーロ
□ 助演女優賞 タリア・シャイア
■ 監督賞 フランシス・フォード・コッポラ
■ 脚色賞 フランシス・フォード・コッポラ
マリオ・プーゾ
■ 作曲賞 カーマイン・コッポラ
ニーノ・ロータ
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